夢を叶えるオーディション

人にはそれぞれさまざまな「夢」があります。それは勉強して努力すれば叶うものや、どれだけ努力してもたどり着けないものなど、本当にさまざまです。いわゆるタレントやアイドル、芸能人などといった職業に憧れて、夢として追いかける人はたくさんいます。そのような芸能人は、一般的な職業とは違って「資格」などは関係なく、何を基準としてなれるものなのかがわからなかったりするものです。一般的な企業であれば、履歴書を提出して面接し、採用試験などを得て「社員たる資格がある」と判断されれば採用されます。それが夢としていた職業であった場合、それで晴れて「夢がかなった」ということになります。しかし、芸能界は一般的な会社とはどうも違うようです。我々一般人にはどうしても得体のしれない、なんだか怖い業界に思えてしまいます。だから様々な憶測が飛び交いますし、さまざまなうわさが立ちます。収入や生活などのイメージが湧かないから、時には憧れたり、時には好奇の目で見るのです。

テレビやラジオに沢山出ていたり、CDを沢山出していたりしても、私たちが憧れる芸能人の方々は私たちと同じように生活をしています。職業としての芸能人、職業としてのアイドル、アーティストだったりしますから、表向きは華やかに見えたとしても、実際は仕事の上の悩みやその職に就いているからこその悩みがあるはずです。そのようなものは当然表舞台では見せるはずもなく、私たちを元気づけてくれる存在としてさまざまな方が世の中を賑やかしています。そんな世界に自分も踏み入れたい、注目を浴びて、有名になりたいと思うことは決しておかしなことではないですし、恥ずかしいことではありません。一般的な会社ではないから門戸が狭く感じられますし、安定した仕事ではないから親や周囲は反対するかもしれません。ですが、人の生きる道はひとつではなく、決められたものでもありません。可能性さえ捨てなければ、いくらでも道を作ることは出来るのです。

そのために開かれているのが「オーディション」です。言葉はよく目にしたり耳にしたりするかもしれませんが、これは芸能事務所、プロダクションが新人を発掘するために実施しているものです。どのようなカテゴリーの芸能人になりたいのかにもよりますが、芸能界への開かれた扉として、確実に実施されているのがこのオーディションなのです。いわゆる会社の採用面接のようなものです。芸能事務所やプロダクションは所属する人材をメディアなどに露出して収益をあげる事業者です。そこにはショービジネスへの厳しい視点があるのですが、それに耐えうる人材だと判断されれば、道は確実に明るいものになるのです。さまざまな事務所やプロダクションがさまざまな趣向でオーディションを開いているもので、ただ一人しか残れないものもあれば、複数の人材を一気に雇い入れるものまであります。応募の仕方や選考過程もそれぞれ独特ですから、どのようなことをしたいのか、どのような人がいる事務所、プロダクションがいいのか、などを今のうから考えておきましょう。ただ誤解したくないのは、芸能人は一般的な社会人よりも偉いということはありません。職業のひとつなんだ、ということを忘れないようにしましょう。

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